初めての子連れキャンプ。
SNSで見るおしゃれなテントや焚き火の写真に憧れるけれど、
「うちの子、小さいけど大丈夫かな?」「テントの設営って難しそう…」
そんな不安を抱く方も多いですよね。
でも、最初からテント泊を選ぶ必要はありません。
キャンプは「自然の中で家族と過ごす時間」を楽しむもの。
コテージやバンガロー、グランピングでも立派なキャンプ体験です。
この記事では、はじめての家族キャンプを失敗せずに楽しむために、
おすすめの始め方・場所選び・必要な準備を体験談を交えて紹介します。
子連れキャンプの魅力|自然の中で生まれる“家族の時間”
キャンプの魅力は、「非日常の中で家族と向き合えること」。
自然の中で食事をしたり、焚き火を囲んで話したり。
そんな時間が、子どもにとっても親にとっても貴重な思い出になります。
普段は忙しくてなかなかゆっくり話せない家族でも、キャンプでは自然と会話が生まれ、笑顔が増えていきます。
外の空気と静けさが、家族の関係より良いものにしてくれますよ!

初心者はテント泊にこだわらなくてOK!
「キャンプ=テント泊」というイメージがありますが、
実はコテージやバンガロー、グランピングでも十分キャンプの雰囲気を味わえます。
コテージ・バンガローの魅力
- 設営・撤収の手間がない
- 雨や風を気にせず過ごせる
- トイレ・お風呂付きで子どもも安心
- 冷暖房完備で一年中快適
特に小さな子どもがいる家庭では、快適さが最優先。
初めてのキャンプを“楽しい記憶”にすることが、次につながります。

ステップアップ方式で楽しもう
「1回目から完璧なキャンプを!」と思わなくて大丈夫。
段階的に慣れていくことで、家族みんながストレスなく続けられます。
| 回数 | スタイル | 内容 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | コテージ泊 | 設備完備でBBQ&焚き火体験 | ★☆☆ |
| 2回目 | バンガロー泊 | 寝袋やランタンを使って“半キャンプ” | ★★☆ |
| 3回目 | テント泊 | 設営から挑戦、本格キャンプデビュー! | ★★★ |
このように少しずつステップアップしていくと、親も子どもも「また行きたい!」と感じやすくなります。
最初に知っておきたい3つのポイント
1. 自宅から90分以内のキャンプ場を選ぶ
長時間の移動は子どもにも負担。
近場なら「忘れ物を取りに帰れる」「天気が崩れてもすぐ帰れる」など安心です。
2. 設備が整ったキャンプ場を選ぼう
トイレや水場が遠いと、それだけで大変。
最初は高規格キャンプ場(トイレ・お風呂・電源付きサイト)を選ぶのがおすすめです。
「快適すぎてキャンプじゃない」と思うかもしれませんが、最初は“家族が笑顔で帰れる”ことを一番に考えましょう。
さらに荷物の移動をスムーズにするために車を横付けできるかどうかや駐車場の近さも重要です。
3. 道具は“買わずに借りる”でOK
最初のうちは、レンタルで十分。
最近は手ぶらキャンププランも増えていて、必要な道具がすべて揃っています。
実際に使ってみて「これがあった方がいい」と感じたものを、次回購入すればOKです。
設備の整ったキャンプ場であれば必要なものを準備していなくても売店で購入できる場合があります。
子連れキャンプの持ち物リスト
基本アイテム
- 食材、飲み物、調味料
- BBQセット(グリル、炭、着火剤、火ばさみ、網、チャッカマン、トング)
- クーラボックス
- テーブル、チェア
- 食器類(皿、箸、コップ等)
- 着替え
- 洗面道具
- タオル
- ティッシュペーパー、ウェットティッシュ
- ゴミ袋
子供のために必要なもの
- おむつ
- 救急セット
- おやつ
- ジュース
- 遊び道具
テント泊の場合
- テント
- タープ
- グランドシート
- インナーマット
- 寝袋
- ランタン(メイン、サブ)
- ペグ、ロープ、ペグハンマー
最初から全部揃えず、少しずつ増やしていくのが長く楽しむコツです。
レンタルを利用すれば持っていくものを大幅に減らすことができます。
安心して楽しむための安全対策
キャンプで大切なのは「自然を楽しむ」と同時に「安全を守ること」。
小さなトラブルを防ぐために、家族全員で意識しておきたいポイントを紹介します。
火と水の安全ルール
- 焚き火・炊事エリアには子どもを近づけすぎない(目安:2m以内NG)
- 火起こしは大人が担当し、子どもには“見る・運ぶ”を任せる
- 水辺で遊ぶときは必ず大人が付き添い、ライフジャケットを着用
夜の安全
- ランタンやライトは1人1つ(ヘッドライトや首掛け型が便利)
- 暗くなる前にトイレ・道順を確認
- 通路にペグやロープを張らない(転倒防止)
迷子・ケガ対策
- 名前・連絡先を書いたリストバンドやシールを身につける
- 救急セットにはばんそうこう・消毒液・虫刺され薬・体温計を入れる
- 虫よけと日焼け止めは必須。自然の中では肌を守るのも安全対策です。
雨でも楽しむキャンプの過ごし方
せっかくのキャンプが雨でも大丈夫。
コテージ泊なら濡れずに過ごせますし、屋根付きのBBQ場がある施設も多くあります。
テント泊なら、先にタープを張って設営すると快適です。
雨の日は「家族でカードゲーム」「絵本」など、“ゆったりした時間”を味わうチャンス。
天気に左右されずに楽しむコツを知っておくと、また行きたくなります。

初心者が失敗しない5つのコツ
- 無理にテント泊しない。
コテージやグランピングでOK。 - 近場を選ぶ。
移動の負担を減らし、疲れないことが大事。 - レンタルを利用して必要最低限のアイテムで始める。
本当に必要なものはやっていくうちにわかってきます。 - 子どもに小さなお手伝いを任せる。
達成感が思い出に。 - 完璧より「楽しかった!」をゴールに。
楽しいと感じることが何よりも大切です。
今日からできる3ステップ
- 自宅から90分以内のキャンプ場をピックアップ
- 「コテージ有」「手ぶらキャンププラン」で検索
- 週末に日帰りBBQやデイキャンプを体験してみる

編集後記
キャンプは「うまくやること」より、「家族で笑い合う時間」が何より大切です。
最初はコテージでも、グランピングでも構いません。
自然の中でごはんを食べ、空を見上げるだけで、
それはもう立派なキャンプです。
最初の一歩は、“家族がまた行きたくなるキャンプ”にしましょう。
次はきっと、テントを立てたくなるはずです。
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