「家族でキャンプを始めたいけど、テントの種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…」
「設営が難しかったらどうしよう?」
「買ってから後悔したくない…」
家族の思い出を作る大切なキャンプ。
その中心となるテント選びは、絶対に失敗したくないですよね。
この記事では、キャンプ初心者ファミリーが後悔しないための「テントの選び方」から、数ある製品の中から「これを選べば間違いない」と断言できる厳選5選まで、徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの家族にぴったりのテントが見つかり、「次の週末が楽しみ!」とワクワクしているはずです。

まずはココ!ファミリーテント選びで後悔しない「3つの最重要ポイント」
デザインや価格だけで選んでしまうと、「中が狭すぎた」「設営に時間がかかりすぎてケンカになった」という失敗につながりがちです。
まずは以下の「3つの最重要ポイント」をしっかり押さえましょう。
ポイント1:使用人数+1名の「広さ」で快適性を確保
テント選びで最も重要なのが「広さ(定員)」です。
「4人家族だから4人用」とジャストサイズで選ぶのはNG。
4人用テントに4人で寝ると、荷物を置くスペースがなく、かなり窮屈に感じてしまいます。
目安は「実際の使用人数+1名」。
4人家族なら5人用以上用のテントを選ぶと、着替えや荷物を置いても十分なスペースが確保でき、快適に過ごせます。
ポイント2:初心者でも安心!「設営のしやすさ」は最優先
キャンプ場でテントの設営に手こずり、気づいたら日か暮れていた…というのは最悪のスタートです。
特に小さなお子さんがいる場合、設営は「時間との勝負」です。
初心者のうちは、できるだけ構造がシンプルで、色分けされたポールや空気を入れるだけ(エアフレーム)など、設営をサポートする機能が付いたモデルを選びましょう。

ポイント3:日本の天候は甘くない。「耐水圧」と「通気性」
日本のキャンプ場は天候が変わりやすいのが特徴です。
快適に過ごすためには、雨対策としての「耐水圧」と、夏の暑さや結露を防ぐ「通気性(ベンチレーション)」が重要です。
- 耐水圧
目安は1,500mm〜2,000mmあれば十分です。
これ以上高くても大雨には耐えられますが、生地が分厚くなり重くなる傾向があります。 - 通気性
夏キャンプを考えているなら必須です。
テント下部と上部など、空気の通り道(ベンチレーション)がしっかり確保されているか確認しましょう。
【2025年】これを選べば間違いない!ファミリーテント「総合おすすめ」厳選5選
上記の3つのポイントを踏まえ、現在の日本市場で「総合力」で選んだ、間違いのないファミリーテント5選をご紹介します!
1位:コールマン タフスクリーン2ルームハウス/MDX
「設営の速さ」と「快適性」を両立する王道2ルーム

「迷ったらコレ」と自信を持っておすすめできる、ファミリーテントの超定番モデルです。
おすすめポイント
- 寝室とリビングが一体化した「2ルーム型」なので、雨の日でもリビングスペースで快適に過ごせます。
- ポールをアシストする機能が秀逸で、初心者や1人でも比較的設営しやすいのが最大の強み。
- 通気性も抜群で、日本の気候に最適化されています。広さ、機能、価格のすべてが高次元でバランスが取れた「優等生」です。
2位:スノーピーク アメニティドームL
家族の「初テント」に最適!高品質エントリーモデル

「どうせ買うなら、良いものを長く使いたい」という本物志向のファミリーに選ばれています。
おすすめポイント
- 日本のトップブランド「スノーピーク」の製品でありながら、価格を抑えたエントリーモデル。
- 特徴的なのは「背の低い設計」。これにより風に強く、雨の吹き込みも防ぎます。
- 設営もシンプルで、初心者がテント設営の「基本」を学ぶのにも最適。品質の高さと耐久性で、家族の成長とともに長く使える一張りです。
3位:ロゴス グランベーシック エアマジック PANELトンネルドーム XL-BJ
空気を入れるだけ!「設営の常識」を変える革新テント

「テント設営がとにかく不安…」という方に、真っ先におすすめしたい革新的なテントです。
おすすめポイント
- 最大の特徴は、専用ポンプで「空気を入れるだけ」でテントが立ち上がること。重いポールを通す作業が一切不要です。
- 設営時間はわずか数分。お子さんから目を離せないファミリーキャンプにおいて、この「時短」は何物にも代えがたい価値があります。
- ロゴス独自の「PANELシステム」により、タープなしでも広い空間を作れるのも魅力です。
4位:DOD カマボコテント3M
おしゃれキャンパーの憧れ!広大なリビングを持つトンネル型

今、キャンプサイトで最もおしゃれで目立つテントの一つが、この「カマボコテント」です。
おすすめポイント
- 特徴的なトンネル型が生み出すのは、圧倒的な「リビングスペースの広さ」。まるで自宅のリビングのようにくつろげます。
- 夏は涼しく、冬は「おこもりキャンプ」も可能なオールシーズン対応設計。
- 人気ブランドDODならではのデザイン性の高さで、キャンプのモチベーションが上がること間違いなしです。
5位:ロゴス Tradcanvas PANELドゥーブルXL
独自のPANELシステム搭載!設営も簡単な高性能2ルーム

ロゴスが誇る高機能2ルームテント。「エアマジック」ではありませんが、その分、居住性や機能性が追求されています。
おすすめポイント
- ロゴス独自の「PANELシステム」は、2本のポールでタープの屋根を支える構造。これにより、雨水の侵入を防ぎ、強度も格段にアップします。
- このPANELシステムのおかげで、入り口のタープ設営が非常に簡単。
- 車との連結(リンク)も可能で、キャンプスタイルが広がる高機能モデルです。
意外な落とし穴?テント購入前に確認したい「3つの注意点」
勢いでテント本体だけ購入して「しまった!」とならないよう、以下の3点も必ず確認してください。
1. 収納サイズは「車の積載」と「自宅保管」を考えて
ファミリーテント、特に2ルーム型は非常に大きくて重いです。
畳んだ状態の「収納サイズ」が、車のトランクに入るか、自宅の収納スペースに収まるかを必ず確認しましょう。
2. 「インナーマット」と「グランドシート」はセットで必須
テント本体だけでは、快適に眠れません。
地面のデコボコを吸収し、冷気を遮断する「インナーマット」と、テントの底が汚れたり傷ついたりするのを防ぐ「グランドシート」は、必ずセットで購入してください。(別売りの場合がほとんどです)
3. ペグやハンマーは「付属」か「別途購入」か
テントには設営用のペグ(杭)やハンマーが付属していることが多いですが、これらは簡易的なもの(通称:おまけペグ)である場合がほとんどです。
日本の硬い地面のキャンプ場では歯が立たないことも多いため、別途「鍛造(たんぞう)ペグ」と「ペグハンマー」を用意しておくことを強くおすすめします。

テント購入後の「よくある質問」Q&A
テントを選び終えた、あるいはまだ迷っている段階で浮かんでくる「細かい疑問」にお答えします。
ここを読めば、購入後の不安もスッキリ解消するはずです。

Q1. テントの寿命って何年くらい?
A. 使用頻度と保管状況によりますが、一般的に「5年〜10年」が目安です。
テントの寿命を大きく左右するのは「生地の劣化」です。
特に、生地の裏側にある防水コーティング(ポリウレタン加工)は、湿気や紫外線によって「加水分解(かすいぶんかい)」というベタベタになる劣化が必ず発生します。
寿命を延ばすコツ
- 使用回数で考える
年に1〜2回なら10年以上持つこともありますが、毎月のように使うなら5年程度で寿命を迎えることもあります。 - TC(ポリコットン)素材
ポリエステル素材に比べ、加水分解の心配がないため、カビにさえ気を付ければより長く愛用できます。
Q2. 使った後の手入れ・保管方法は?(濡れたらどうする?)
A. 「完全に乾燥」させてから「湿気の少ない場所」で保管するのが鉄則です。
これがテントの寿命を延ばす最大のポイントです。
雨や夜露で濡れた場合
- 現地で拭く
キャンプ場で撤収する際、タオルなどでできるだけ水分を拭き取ります。 - 自宅で乾かす
帰宅後、すぐにテントを広げます。お風呂場の浴室乾燥や、ベランダ・庭などで必ず陰干ししてください。(直射日光は生地を傷めます) - 完全に乾かす
生乾きはカビや悪臭の元です。「乾いたかな?」と思ってから、もう半日干すくらいの気持ちで完璧に乾かしましょう。
泥汚れは、乾かした後に軽くブラシで払い落とすか、固く絞った雑巾で拭く程度にします。
洗剤でゴシゴシ洗うのは防水加工が剥がれるためNGです。
Q3. どこで買うのがお得?(ネット vs 実店舗)
A. 一長一短あります。初心者は「実店舗で下見、購入はネット」が賢い選択かもしれません。
- 実店舗(アウトドアショップ)のメリット
- 実物の「広さ」「色味」「生地感」を確認できる。
- 展示品があれば、設営のイメージが湧く。
- プロの店員さんに直接質問・相談できる。
- ネット(Amazon、楽天、公式サイト)のメリット
- 価格が安い場合が多く、ポイント還元も大きい。
- 口コミやレビューが豊富で比較しやすい。
- 自宅まで重いテントを配送してくれる。
一番のおすすめは、一度お店で実物を見てサイズ感などを確認し、「買う!」と決めたら、価格やポイントがお得なネットショップで購入する方法です。
Q4. 最初の設営は「試し張り」をした方がいい?
A. 「絶対に」してください。キャンプ当日ぶっつけ本番は危険です。
キャンプ当日に初めてテントを広げ、「ポールが足りない!」「設営方法が分からない!」とパニックになるのは、初心者ファミリーの「あるある」な失敗談です。
試し張りのメリット
- 備品の不足・不具合がないか確認できる(初期不良のチェック)
- 設営の手順をマスターできる(当日、説明書とにらめっこしなくて済む)
- どれくらい時間がかかるか把握できる
大きな公園や河川敷、あるいは自宅の庭などで、キャンプ本番前に必ず一度、家族で設営の練習をしておきましょう。
この「試し張り」そのものも、家族にとっては楽しいイベントになりますよ。
まとめ:最適なテントが、家族の「最高の思い出」を作る
ファミリーテント選びは、項目が多くて大変に感じるかもしれません。
しかし、ここまで読んでくださったあなたなら、もう大丈夫です。
「広さ(+1名)」「設営のしやすさ」「耐水圧」の3つの基準をクリアしたテントの中から、ご自身の家族のスタイルに合ったものを選べば、失敗はありません。
最適なテントは、これからの家族のキャンプライフを何倍も豊かにし、かけがえのない「最高の思い出」を作ってくれるはずです。
ぜひ、あなたのご家族にぴったりの一張りを見つけてください。

