昨今「アンガーマネジメント」という言葉をよく聞くようになったけど、本当に大事だなぁと思う。
怒っているときはもうそのことしか考えられないからすごく生産性が落ちる。考えも偏る。
そして時間が経ったらなんであのときあんな怒っていたんだろうって自己嫌悪に陥ったりする。
本当に怒りの感情っていらない。
自分はあまり怒らないほうだと思う。というかあまり感情が表に出ない。
怒りという感情は、自分の期待を相手が上回って来なかったときに発生するのではないだろうか。
だから相手に期待しなければあまり怒りの感情は湧き上がってこない。
よく怒る人っていうのはまわりに期待しすぎなのでは?と思ってしまう。
もしかしたら怒らない人はある意味冷たい人なのかもしれない。
ただ自分はイライラしている人を見るとすごくイライラする。
自分に関係していなくても不快になる。
そのことしか考えられなくなる。
人間には「情動伝染」という心理的な現象があるようで、その名の通り感情が伝染するというもの。
自分がイライラしていたら周りの人もイライラするし、自分がハッピーなら周りもハッピー。
前に読んだ人間関係の本で、この情動伝染を逆手にとってイライラしている人がいたら反発せず、自分がクッションになって楽しそうにしているとだんだんその人も楽しくなってくるし、自分の評価が上がるみたいなことが書いてあった。
イライラする人がいることはチャンスなのだと。
確かにその通りだと思うけど、それってかなり難しい。
でも実際そういう人はいる。
上手いこと空気の悪さを受け流して気付くと楽しい雰囲気になっている。
その人に話を聞くと、「イライラしてる人に乗せられるとこっちも気分悪いじゃん。」とのこと。
意図的にその場をどうにかしようとしているわけではなさそうなので、おそらく全く相手にしていないんだろう。
すごい。
自分も早くその境地に行ってみたいものだ。